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できる限り富山産。それ以外もすべて国産! やまふじぶどう園の「肉と野菜のタレ」の原材料について

  • 商品開発

近日発売、やまふじぶどう園の「肉と野菜のタレ」は、半世紀の間改良を続けてきた秘伝のBBQソースのレシピをベースに、手に入る限りは富山県産、それ以外もすべて国内産の原材料にこだわって作っています。この記事では、その“中身”についてご紹介します。

 

<やまふじぶどう園 肉と野菜のタレの原材料>

・しょうゆ(富山県産)

・砂糖(北海道産)

・生姜(徳島県産)

・玉ねぎ(富山県産)

・りんご(富山県産)

・梨(富山県産)

・ぶどう(自園産)

・赤ワイン(自園産)

・にんにく(富山県産)

・米発酵調味料(国産)

・カラキシナモン(沖縄県産)

・白ごま(鹿児島県喜界島産)

・はちみつ(秋田県産)

 

やまふじぶどう園の肉と野菜のタレは保存料、うま味調味料を使用していません

スーパーに並んでいるタレやソースを手に取ってみると、裏面の原材料の欄には、それがどのようなものかパッと見ではわからないようなものが並んでいることもしばしばあります。それによりおいしさを感じやすくなったり、賞味期限が伸びたり、口当たりがよくなったりと、さまざまなメリットがあることも重々わかります。

しかし、私たちは、富山県の食材、国産の食材、そのまま口に入れることのできるおいしい食材だけを使って、タレを作りたかったんです。残留農薬ゼロで、子どもたちが洗わずそのまま食べることのできるやまふじぶどう園のぶどうと同じように、誰もが安心して口に入れられる、そんなタレにしたい。

口に入れた瞬間のインパクトだけをとったら、私たちのタレより強烈なものはあるでしょう。しかし、そのあとにやってくる複雑な香り、重層的な味わい、そして食べるほどに後を引き、食べても食べても食べ飽きない味わいは、そのまま口に入れられる食品だけで作ったタレだからこそ。

そんな、自慢の原材料のなかから、とくに特徴的なものについて紹介していこうと思います!

 

しょうゆ(富山県産)

まずは味のベースとなるおしょうゆ。これは、製造元であるトナミ醤油さんのしょうゆを使っています。トナミ醤油さんのしょうゆは、すべて富山県産丸大豆、国産小麦を使用。昔ながらの発酵方式を用い、科学的なものは一切使っていません。富山県が誇るおいしいおしょうゆが、私たちのタレの味の土台です。

 

砂糖(北海道産)

砂糖は北海道産の甜菜(てんさい)糖を使用しています。ビート(砂糖大根)とも呼ばれる作物から作られる砂糖で、北海道の特産品として知られます。上白糖やグラニュー糖に比べると、色は白ではなく琥珀色。まろやかな甘さが特徴です。また、ビフィズス菌などの栄養源となるオリゴ糖や、上白糖には含まれないミネラル類も含まれています。

北の大地の恵みを受けた甜菜糖の上品な甘みが、タレの味わいを支えてくれています。

 

 

りんごと梨(富山県産)

富山県では、明治30年頃からりんごや梨が栽培されています。そんな富山県産のおいしくてフレッシュなりんごと梨をたっぷりと使用。とくにりんごは酸味と甘みのバランスの良い「となみ野りんご」を使用。北陸が誇るおいしい果樹の恵みが、タレの味に豊かな甘みとコクをもたらしています。また、玉ねぎやにんにくも、富山県産を使用しています。

 

 

ぶどう(自園産)

ぶどうは、自園産のマスカット・ベーリーA、シャインマスカット、巨峰、ピオーネ、赤嶺を使った特製ぶどうジュースを原料として使用しています。これは、2024年に収穫したぶどうをすぐに冷凍し、保存。ゆっくりと搾ったぶどう以外のものがなにひとつ入っていない、砂糖・保存料不使用、濃縮還元でない100%ピュアなぶどうジュース。売店でも大好評のこのジュースを、味の決め手のひとつとして使用しています。高級品種をたっぷり使ったジュースを惜しげもなく使えるのは、ぶどう園ならではだと思います。

 

 

ワイン(自園産)

「100年続くワイナリーの秘伝レシピ」が謳い文句の「肉と野菜のタレ」ですから、ワインは当然、欠かせません。使っているのは自園産メルロー種を自社工場で発酵させ、オーク樽で熟成させた「ジャン・メルロー 2015」というワイン。なんと2015年に収穫されたぶどうを使用した10年熟成もので、やまふじぶどう園/ホーライサンワイナリーの赤のフラッグシップワインのひとつです。これを贅沢に使うことで、タレには一気に奥行きが生まれ、複雑な味わいになります。食べた瞬間においしく、後を引き、いくら食べても食べ飽きないのは、この10年熟成赤ワインを使っているから。他社では採用できない、やまふじぶどう園ならではの強み、やまふじぶどう園でしか使えない原材料だと自負しています!

 

 

カラキシナモン(沖縄県産)

やまふじぶどう園のBBQソースの隠し味、それがシナモン。シナモンの香りと風味が食欲をかきたて、かつ肉と合うんです。肉と野菜のタレとして商品化するにあたり、原材料の表示義務があることで、「隠し味がシナモンであること」が明らかになることで、商品化自体をちょっと躊躇してしまうほど、大切な隠し味なんです。

このタレの開発コンセプトは、冒頭で挙げたように「手に入る限りは富山県産、それ以外もすべて国内産の原材料を使う」ということ。そのなかで、もっとも入手が難航したのが“国産シナモン”でした。

そんななか、製造元のトナミ醤油さんが見つけ出してくれたのが、沖縄県北部に自生し、で琉球王朝時代から香辛料や薬として親しまれてきたカラキシナモン。その優しい香りは、タレの風味を一段、二段引き上げてくれました。準絶滅危惧種として保護されながら、大切に栽培されている日本の固有種の香り、ぜひお楽しみください。

 

 

白ゴマ(喜界島産)

鹿児島県の喜界島は白ゴマ生産量の日本一。日本は年間16万トンのゴマを海外から輸入し、国産のゴマの生産量は100トンに満たない(wikipediaより)と言います。そんな貴重な国産のゴマも、肉と野菜のタレには入っています。当初、ゴマは原材料の一番最後に記載されるはずでした。それくらい「ちょっぴり」しか使わない予定だったんです。

試作品の最終段階、どうしてもあと一味足りないというときに、ゴマの使用量を増やしてみたらビックリ! 味がピタリと決まり、最終的には原材料使用量の後ろから2番目の位置を占めることになりました。

貴重な国産ゴマの風味も、ぜひ楽しんでいただきたいです。

 

以上のように、こだわりにこだわった原材料を使用している「肉と野菜のタレ」。富山県産・国内産にこだわることでおいしいのはもちろん、安心・安全、そしてサスティナブルであることにもこだわり抜いています。