ハニービーナスはどんなぶどう? 蜂蜜のように甘い魅惑の品種を紹介
- ぶどう品種
ハニービーナスとは?
ハニービーナスというぶどう品種をご存知でしょうか? 1980年に「紅瑞宝」と「オリンピア」を交雑して育成され、1998年にハニービーナスと命名された品種です。
糖度が巨峰より高く、かつ栽培が容易な品種をという目的のために生まれた品種です。お母さんにあたる紅瑞宝は大粒の赤色ぶどうで、お父さんにあたるオリンピアもまた果皮が赤色の大粒品種。お父さんもお母さんも赤色のぶどうなのに、生まれてくるのが黄緑色のぶどうなのがちょっと不思議ですよね。
このハニービーナスについてまとめた論文は、この品種について「果粒の色等に差異はあるものの,全体として,‘ハニービーナス’は形態的にかなり‘巨峰’に類似している」と結論つけています。マスカットのような色合いなのに、食べると巨峰のような甘さと食べ応えがある。それがハニービーナスの魅力です。
ハニービーナスはどんな味?
ハニービーナスの特徴は、なんといってもその名の通りのハニー=ハチミツのような甘さです。糖度は巨峰よりも高く、甘さは抜群! 実は専門用語で崩壊性と言われる歯応えの良い硬めの肉質と、塊状と呼ばれる噛み切りにくい肉質の中間で、巨峰に似ています。
ハニービーナスの特徴
粒の重さ:8.9g(中粒)
果皮の色:黄緑
果肉硬度:中
糖度:21.0(巨峰より高い)
酸含量:0.53(巨峰と同程度)
やまふじぶどう園とハニービーナス
さて、私たちやまふじぶどう園でもハニービーナスを栽培しています。しかしながら、実はその栽培本数は極小……! 常連さんでも「食べたことない」「そんなのあったっけ?」と言われてしまう、マボロシの品種です。
なのですが、一度食べたら忘れられない美味しい品種なのもまた事実! というわけで、このぶどうが食べられた方はラッキーです。やまふじぶどう園のぶどうは残留農薬ゼロで、洗わず皮ごと食べられますが、ハニービーナスも皮ごと食べておいしいぶどう! 旨みや栄養が詰まった皮ごと、このマボロシの品種を味わっていただきたいです。
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<参考サイト>
https://www.naro.go.jp/collab/breed/0400/0411/001284.html
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010682960.pdf