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「クイーンニーナ」はどんな品種? “次に来るぶどう”有力候補を徹底解説

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クイーンニーナは大粒でとにかく甘い赤ぶどう

クイーンニーナというぶどうをご存知でしょうか。大粒の赤ぶどうで、種なしで皮ごと食べることができ、非常に糖度の高いとてもおいしいぶどうです。

クイーンニーナ

そのおいしさの割に知名度はさほど高くない事から、次にブレイクする赤ぶどうとも目されるクイーンニーナについて、詳しく解説していきます。

クイーンニーナは2011年に品種登録された比較的新しい品種。「安芸津20号」という品種に「安芸クイーン」という品種を交配して生まれたぶどうです。

特徴は平均17gと非常に大粒であること。大粒のぶどうは時に水っぽくなることもありますが、クイーンニーナの場合、大粒でありながら平均糖度は21度と非常に高いのが特徴です。

シャインマスカットの平均糖度が16〜20度、巨峰が18〜20度と言われているので、クイーンニーナが大粒品種のなかでいかに高糖度を誇っているかがわかると思います。

ぶどう栽培家から見たクイーンニーナの魅力

このぶどうを“推しぶどう”だというやまふじぶどう園の栽培担当、山藤猛に話を聞いてみました。

「甘くて大粒のクイーンニーナは、他の赤ぶどうに比べて色がつきやすいという特徴もあります。また、赤ぶどうの中では皮が薄めだし、皮の渋みも少ない。なので、皮ごと食べることができます」

ぶどうの色は鮮やかに色づいているほど見た目によくなり、お客様に手に取っていただきやすくなります。同時に、よく色づいたぶどうはおいしく熟していることを示すのもまた事実。

それだけに栽培家にとってぶどうの「色づき」は非常に重要なわけですが、クイーンニーナの場合この色づきも良いというわけですね。

クイーンニーナを食べてみた!

やまふじぶどう園のぶどうは残留農薬ゼロで洗わずそのまま食べることが可能。というわけで、ぶどう園で実った房から一粒を試食してみると、これがもう絶品の味わい。

薄い皮がパツン! と弾けた直後から、ぶどうの甘いジュースが口の中に溢れるように流れ込んできます。甘いだけでなく少しの酸味がある事から甘ったるい印象はなく、思わずもう一粒! と手が伸びる味わい。

その味わいの良さから現在全国で栽培面積拡大中ですが、クイーンニーナの名前が世に知れ渡ったら争奪戦になってしまうかもしれません。食べるなら今のうちかもしれませんよ!

 

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