1本につき1キロのぶどうを凍らせて搾る! 100年続くぶどう園の究極のワインジュースとは!?
- 売店情報
やまふじぶどう園の「ぶどうジュース」とは?
ホーライサンワイナリー/やまふじぶどう園といえば個性豊かなワインですが、実はワインだけじゃないんです!
今回ご紹介するのは、「やまふじぶどう園 ぶどうジュース2024」という名前のワインならぬジュース。これが手前味噌ながら、なかなかスゴいジュースなのです。
やまふじぶどう園の「ぶどうジュース」の製法
まず自慢したいのがその製法です。ぶどうは非常に酸化しやすい果物で、かつ放っておくとすぐに発酵が始まってしまいます。そもそもジュースにするのが難しいフルーツなのです。
そのため、多くのぶどうジュースの裏ラベルには「濃縮還元」と書かれているわけなのですが、そこはワイナリーでありぶどう園がつくるぶどうジュース。「生」のぶどうを使用することにはとことんこだわりました。

採れたての味にこだわっています。写真はマスカット・ベーリーA
試行錯誤を繰り返し、収穫したぶどうをすぐに冷凍することで課題を解決。さらに、一度冷凍させたぶどうをゆっくりと絞る「クリオ・エクストラクション」という甘口ワインを造る手法を用いてゆっくりゆっくり、甘さとおいしさを引き出しています。
やまふじぶどう園では夏になるとぶどうの摘み取り体験を多くの方に楽しんでいただいています。そのとき、採れたてのぶどうを粒のまま口に頬張っていただく、その“ぶどうそのもの”の味が再現されているんです。
やまふじぶどう園の「ぶどうジュース」の原材料
一度凍らせてから搾るため、1本のボトルを作るためには大量のぶどうが必要になります。その量、実に約1キロ。大量のぶどうを使うからこその濃厚な味わいが実現しています。
しかも、使用するぶどうは、やまふじぶどう園のルールに従い「1枝につき1房」という超低収量で収穫しています。1枝につきわずか1房しか残さず、残りのぶどうは剪定することで、残ったぶどうには栄養素が集まり、果実の凝縮度が高まって、要するにおいしくなるのです。

高級品種・シャインマスカットも贅沢に使用しています
また、使用品種にも特徴があります。使っているのは、赤嶺、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットといった大人気の生食用ぶどうたち。それに加えて、ワイン用に栽培している品種「マスカット・ベーリーA」も、ジュース用の区画を用意して、このジュースに加えています。
生食用品種は粒が大きく、皮が薄く、甘みが強いのが特徴。それに対してワイン用ぶどうは粒が小さく、皮が暑く、甘みだけでなく酸味も豊かです。このマスカット・ベーリーAがもたらす酸味と、皮由来の複雑な味わいが、私たちのぶどうジュースの最大の特徴となっています。
ぶどうジュースにはどこか甘ったるいイメージがつきまといますが、それもそのはずで、ぶどうは非常に糖度の高いフルーツ。普通に作れば、非常に甘いジュースになるのです。
しかし、酸味も併せ持つワイン用品種を加えることで、豊かな甘みを酸味が支え、絶妙な甘酸っぱさとなります。さらに、皮由来の複雑みが独特な風味を生み、いくら飲んでも飲み飽きない味わいを実現しているんです。
やまふじぶどう園の「ぶどうジュース」は“単一年度”のぶどうを使用
特徴はもうひとつあります。私たちのぶどうジュースは、すべてやまふじぶどう園産であると同時に、すべて単一年度収穫のぶどうを使用しているのです。ワインでは、単独年度の特定の土地のぶどうを使って仕込むことで、その年のその土地の味を表現します。それとまったく同じことをジュースでも行っているのです。

ワインと同様「単一年度」にこだわっています
そのため、私たちのジュースは年によって味が変わります。その年の気候を反映し、毎年ぶどうの味は変わるからです。ある年は甘みが強く、ある年は酸味が強いといったように。それでいいのです。その年でしか味わえない個性こそが重要だと、私たちは考えています。
現在販売中のジュースは、すべて2024年収穫のぶどうを使用した、ワインでいう“2024ヴィンテージ”なのですが、これが最高にいい出来! 豊かな酸が特徴の年で、甘みと酸味のバランスが絶妙な味わいに仕上がっています。
製造を担当してくれたのは私たちと長い付き合いのトナミ醤油株式会社さん。ジュース製造に深いノウハウをお持ちのトナミ醤油の担当者さんからも「これまでの中で一番良い仕上がりだと思います!!」という力強いお言葉をいただいています(笑)。
やまふじぶどう園の「ぶどうジュース」の楽しみ方
また、ワインと同様、このぶどうジュースは時間経過に従って味わいが変化していきます。作りたてはフレッシュで元気いっぱいの味わい! それが数ヶ月、半年と時間を経ると、甘みや酸味がそれぞれ落ち着いて、より調和した味わいになっていくのです。
もちろん賞味期限内に飲んでいただきたいのですが、必ずしもできたてが最高! というわけではありません。できれば複数本お買い上げいただいて、時間を置いて飲み比べていただくとまた違ったおいしさに気づいていただけるかと思います。
スタッフのおすすめは、ホーライサンワイナリーの赤ワインをぶどうジュースで割るぶどうカクテル。食前に軽く楽しむのに最高の味わいになりますし、お酒が弱い方にもおいしく召し上がっていただけます。濃厚で満足感の高い味わいなので、休肝日にワインの代わりに楽しむことも可能。
とはいえ、“大人専用”ではもちろんなく、お子様にも大好評! やまふじぶどう園のぶどうは残留農薬ゼロなので、安心してお子様にも飲んでいただけます。
やまふじぶどう園の「ぶどうジュース」、販売中です
このように“本気”でつくったぶどうジュース、本気な分だけお値段もちょっぴりお高めです。でも、その分だけ他では絶対に味わえない、特別な味になっていると自負しています。
100年続く老舗ワイナリーがつくった究極のぶどうジュースはワイナリー併設ショップで販売中。ぜひ一度ご賞味ください!
社長がジュースについて語っています↓チャンネル登録お待ちしています!