ホーライサンワイナリー「ゆらめき 2024」をワインブロガーがテイスティングレポート!
- ワイン
ホーライサンワイナリー 「ゆらめき2024」はどんなワインか
ホーライサンワイナリーの「ゆらめき 2024」を飲んだので、レポートしたい。
さて、「ゆらめき 2024」はホーライサンワイナリーを代表する品種であるマスカット・ベーリーAを使った甘口ワイン。甘口といっても、トロリとした極甘口ではなくて、食事と合わせることもできそうなやや甘口のワイン。
テイスティングレポートの前に、このワインに関してはとにかく色とラベルがいい。
まず色だが、フラミンゴの羽の色のような鮮やかなピンク色。ロゼワインのなかにはサーモンピンクのような落ち着いた色合いのものものあるが、ホーライサンワイナリーのロゼは総じて「ピンク!」という印象。
アメリカではロゼワインのことをピンクワインと呼んだりもするが、まさにピンクワインと呼びたくなるような色合いが目を引くし、強い果実感を予感させもする。
ラベルもいい。男女が浮き輪でぷかぷか浮かんでいるのだが、それがどうやら海でもなく、プールでもなく、「空」のようなのだ。まるでエッシャーの騙し絵のような不思議な図案だが、これがなんともワインのピンク色と合っている。
天気のいい夏の日にプールサイドで冷やしたこれを飲んだら楽しそうだなと、飲む前からイメージが湧いてくる。
ホーライサンワイナリー 「ゆらめき2024」の味わい
実際に飲んでみるとこのワイン、ちょっとひとくせあるのが面白い。甘口ワインというと、甘味と酸味のほぼふたつにわずかに苦味を感じるかどうか、みたいなことが多いが、「ゆらめき 2024」は黒ぶどう由来の渋みや複雑さが甘酸っぱさのなかに混在している。
ふつうの赤ワインと甘口赤ワインの中間地点でゆらめいている。「ゆらめき」はそんな印象のワインなのだ。
もちろんそのまま飲んでおいしいのだが、それこそ夏のプールサイドで氷とソーダを注いでもおいしいかもしれない。一方、真冬に火鍋かなにかを食べる際に、このワインで辛さを和らげるのも良さそうな気もする。飲み方もまた、自由自在にゆらめいている。
ちょっと不思議で、たしかにおいしいホーライサンワイナリーの『ゆらめき 2024』。一度飲んで、その不思議な魅力をぜひ体験してみてください。
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