ジャケ買い人気NO.1「ねこかぶり」はどんなワイン? 【社長日記】
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黒いボトルに描かれた「猫ラベル」が特徴のワイン「ねこかぶり 2011」。このワインの誕生秘話や、いったいどんなワインなのかをホーライサンワイナリー社長・山藤智子に聞きました!
ねこかぶり2021はメルローで造る“赤っぽいロゼ”
ホーライサンワイナリーのワインのなかで、“ジャケ買い”人気NO.1なのがこの「ねこかぶり」。黒いボトルに猫の顔。やまふじぶどう園のロゴマークが、ちょうど猫の首輪に見えるように配置されているんですよ。
さて、この「ねこかぶり」初めてリリースした当時はメルローを軽めに造る“新酒”だったんです。新酒なのに、重ため品種のメルローを使ったことで新酒っぽくない。猫をかぶってるみたい、っていうことで「ねこかぶり」と名付けたのが最初なんです。
メルローで造る新酒をしばらくやめていたこともあって、このワインもしばらくリリースしていなかったのですが、復活したのは2021年のこと。
2021年はメルロー自体色づきがあまりなくて、水分量も多い年だったんですが、実はメルローを軽いワインに仕上げるためには絶好の条件。果皮をあまり漬け込みすぎずに、軽さを活かして仕上げています。
メルローなので酸味は少なめ。ダークチェリーみたいな果実感もあって、赤としては軽めだけど、ロゼとしては濃い目っていう面白いバランスになっています。
このワインの裏ラベルには「赤っぽいロゼ」と書いてあります。赤なのか? ロゼなのか? なんなのか? って思われるかもしれません(笑)。
ねこかぶり2021は和食と好相性
飲んでみるとこれが和食に合うんです! とくにおすすめはお出汁を使ったお料理。和食には白、という方が多いかと思いますが、このロゼもとっても合うんですよ〜。とてもフードフレンドリーなワインです。

ちなみにモデルは愛猫・ピッピちゃんです
実は2017年もメルローが軽くしか造れなかった年だったのですが、その年にリリースしたメルロー(ときわすれ 2017)が「軽くて飲みやすい!」と大好評だったんです。メルローっていうと濃いワインのイメージがありますが、その年以降、軽く造るのも大事なんだなって気がついたんです。
「ねこかぶり」はそんなわけでとても飲みやすいチャーミングなロゼ。だけど抜栓してしばらくするとちょっと深みが出てきます。見かけはかわいんだけど、ちょっと二面性があるんです。まさに、ねこかぶり。
その変化も楽しみながら、ゆっくりと、毎日の食事に合わせて楽しんでくださいね!
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