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雄宝はどんなぶどう? シャインマスカット系巨大ぶどうを解説

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雄宝はどんなぶどう?

「雄宝」と書いて「ゆうほう」と読むぶどうをご存知でしょうか? 音だけ聞くとまるで「UFO(ユーフォー)」に聞こえるこのぶどう、UFOのように(?)見るものを驚かせる個性を持っています。とにかく大きいのです。

雄宝

雄宝は「天山(てんざん)」という大粒の緑ぶどうとシャインマスカットを交配して生み出されたという品種で、その特徴はなんといっても大きいこと。一粒がなんと卵サイズにまでなることがあるというから驚きですよね。

大きいだけでなく、シャインマスカットの子どもだけに糖度も20度前後と高いのも特徴。酸味は少なく、甘さを感じられます。

 

雄宝の味わい

実際に食べてみると、その味わいは「ぶどう+梨」といったイメージで、水分量がすごい! 口の中に果汁が溢れてきて、まるでジュースを飲んでいるようです。

味わい自体は甘みがありながらも全体にはあっさりしていて、食べ飽きることがありません。同時に、一粒がとにかく大きいので、一粒でも満足感を得ることができるぶどうでもあります。

 

雄宝に「緑の袋」をかける理由

やまふじぶどう園では、雄宝に緑色の袋をかけて育てます。これは、ぶどうの鮮やかな緑色を変色させずにキープするため。また、袋掛けをすることで病気や雨からも守ることができるんです。

雄宝は大粒の品種なので、円錐状の形に整えるのが難しい品種でもあります。きれいな形にするためには、粒が育ち切る前に間引きを行う「摘粒」と呼ばれる作業を適切に行う必要があるなど、手間がかかります。

栽培家がひと房ひと房手間をかけて作り上げた巨大ぶどう・雄宝。やまふじぶどう園でも少量しか栽培されていないレア品種ですが、見かけたらぜひ味わってみてくださいね!